遊戯王 環境の変化について Part1
8月も残りわずかとなりました。新たなリミットレギュレーション施行まで残り1か月ですね。
さて、今回は環境の変化について大会結果などのデータを用いて考察していきたいと思います。
まず確認しなければならないことは7月のリミットレギュレーションでは環境に影響の与えるレベルのカードの規制・緩和が行われなかったことです。
つまり何が言いたいかというと、4月の制限改訂まで遡って考察する必要があるということです。
2016年4月 リミットレギュレーション
懐かしいですね~(白目)
未だかつてなかったといっても過言じゃないくらいの大幅な規制でした。
その後、彼岸や帝は形を変えて環境の中に残りましたが、EM竜剣士にいたっては、構築不能レベルまでに規制されてしまいました。
この4月改訂当初は(3月下旬を含む)は青眼とSR幻影彼岸の2トップでした。
それに続く形で規制によりパワーが落ちた帝やDD、命削りクリフォートなどが台頭してきました。
その他にもオットアイズマジェスペクター、ヴェルズ、影霊衣、海皇、HERO、メタビートなどもかなり少数ではありますが入賞しました。
これらを見てわかる通り、EM竜剣士時代に比べて多くのデッキに入賞のチャンスが生まれました。
・・・しかしながら、新環境が始まってすぐに環境に大きな影響を与えるカードが登場しました。
強欲で貪欲な壺
通常魔法
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上から10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
4/9に発売したザ・ダーク・イリュージョン(TDIL)に収録されました。初動は安かったのですが、ゴードン入りのデッキが大会で入賞し始めて一気に高騰しました。
今では様々なデッキに採用されるようになり、ゴードンを使わないデッキのほうが珍しいと言ってもおかしくないです。
さらに、TDILでは環境入りしたテーマがあります。
メタルフォーゼ
メタルフォーゼのモンスターたちは融合とペンデュラムで構成されていて、スケールが1から8であるのにクリフォートのような特殊召喚制限もないため非常に優秀なテーマです。そして下級の共通効果もとても強力です。
TDIL発売後すぐに大会で結果を残すようになりました。デビフラやユニコーン、ゴウフウなど様々なカードを吸収してかなりの強テーマとなりました。
青眼、SR幻影彼岸、メタルフォーゼの3つがトップメタと思われましたが、TDIL発売後急速にパワーと安定感を手に入れたテーマがありました。
DD
すべて悪魔族で統一されており、様々な召喚方法を操るテーマ(儀式は?)
展開力に長けていて、パワーと制圧も申し分ない強さ。
青眼やSR幻影彼岸には及ばないもの、4月当初から環境の一部でした。
しかし、TDIL発売後急速に入賞数が増えました。それはなぜか?
やはりゴードンの力です。
ゴードンのデメリットは10枚裏側除外することでキーカードが除外されてしまうという点でした。しかしDDはデッキの性質上同じカードを3枚積みます。これによって、d同名カード3枚すべてが除外される確率を下げつつ、安定してカードを引けるようになったのです。
さらに、DDには地獄門の契約書というサーチカードもあります。ゴードンを打つ前にサーチもできるため、プレイングの幅が増えたというメリットもありました。
この結果、クリスタルウィング&サイフリートという布陣が容易に立つようになりました。
(この時期あたりから、先行制圧環境に移行していった感があります)
時は流れ、7月改訂の時期となってしまいました。
とりあえず4月のリミットレギュレーション施行から7月改訂前までの結果を載せたいと思います。
2016.4リミットレギュレーション
(※例えば、青眼には儀式青眼なども含まれています)
なんだかんだで青眼の入賞数が多かったですね。(ABCが発売する前だからまだ多い)
彼岸の入賞数も多いけど途中からかなり失速した模様。
ちなみにEMEm時代の入賞数も見てみましょう。
今の環境がとても良環境に思える。(感覚麻痺)
こうやって比べてみると、今の環境ってかなり群雄割拠なんですね。
さて、今回はとりあえず7月改訂前まで書きました。
Part2では7月改訂後から現在まで書きたいと思います。
Part2 → まだ